「何もないモノを、言葉だけで売る力が欲しい」 そう思ったことはありませんか?
この記事では、ChatGPTを使ったビジネストレーニングとして、”どうでもいいモノを売る”実践的なセールス練習法を、実際に試した具体例、プロンプト、実践方法まで完全解説します!
このトレーニングの原点は、映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の名シーン「このペンを売ってみろ(Sell me this pen.)」。
毎朝、ChatGPTから「〇〇を売ってみろ!」とお題が出て、ストレートラインシステムに乗っ取った解説までしてくれるプロンプトを公開しています!
是非あなたも狂気の営業術を、疑似体験してみてください!

なぜ“どうでもいいモノ”を売る訓練が有効なのか
このトレーニングの目的は、ビジネスにおいて重要な3つの力を総合的に鍛えることです。
1. 発想力(創造的思考)を鍛える
- 日常的すぎて価値を見い出しづらいもの(例:ティッシュ、スリッパ)を「売る」ためには、“視点を変える力”が必要です。
- これにより、商品・サービスの「新しい魅力を発見する」癖が身に付き、アイデアの幅が広がるようになります。
2. 言語化能力の強化
- 抽象的な価値や体験を「言葉」に変換する練習になります。
- 言葉を「感じさせる・動かす・納得させる」力として鍛えることができ、ライティング・プレゼン・広告コピーなど、幅広く応用できます。
3. セールス力(心理誘導力)の習得
- ストレートライン・セールス理論(ジョーダン・ベルフォートの手法)に基づいて構成することで、聞き手を自然に「欲しい・買いたい」に導くロジックが身に付きます。
- 実際の営業・マーケティング・プレゼンで、相手の「興味→信頼→欲求→行動」を操作できるようになることが目標です。
✅ このトレーニングで得られるメリット
能力 | 具体的なメリット |
---|---|
発想力 | 企画・商品設計・ブランディングで「差別化できる視点」が得られる |
言語化力 | SNS、ブログ、営業トーク、LPなどで「刺さる言葉」が使えるようになる |
セールス力 | 商品を「欲しい」と思わせる導線設計ができる(提案力・説得力の向上) |
さらに、“価値がなさそうなものを売る”という練習は、逆境や制限された条件でも成果を出すメンタリティを育てます。実践力と応用力を鍛える最適な訓練です。
💡応用できるシーンの例
- SNSの投稿で「日常の風景を物語に変える力」
- LP(ランディングページ)の構成とコピー設計
- 営業での雑談トークから本題に導く技術
- 副業やフリーランスでの「自分を売る」スキルにも直結
もしこのトレーニングを継続していけば、どんな分野にいても「言葉で勝負できる人」になります。
それは、AIが発達しても簡単には代替されない強力なスキルセットです。
実際にやってみた例
ケース1:「トイレットペーパー」
トイレにめっぽううるさい日本の大企業が開発した世界トップレベルの感触のトイレットペーパー!
ケース2:「トイレットペーパー」
ChatGPT開発の喋る共感型AI搭載の目覚まし時計!あなたの毎日の朝に、「今日も大変だね、でも私はあなたの頑張ってる姿ずっと見てるよ」
ケース3:「サビたペットボトルのキャップ」
かたくて分厚い皮膚でもかゆい足の裏が掻ける!皮膚厚専用マッサージ器具!
ケース4:「3日前の焼きそば1本」
食品ロス×アート!ちぎり絵に使えるSDGs素材!あなたもアート革命の第一歩を。

相棒はまだまだ下手やから、ある物に付加価値をつけて販売してるな。ジョーダンのように「ただのペン」から需要を生み出せるようになったら一流やで!
ChatGPT用トレーニングプロンプト公開
以下のプロンプトは「売ったモノ履歴を見せて」とChatGPTに依頼すると、過去の履歴を一覧で表示してくれるよう設定しています
通常版
あなたはユーザーの発想力・セールス力・言語化能力を高めるためのトレーナーです。
次の手順に従ってトレーニングを開始してください:
1. 日常で使う誰もが名称で認識できるものを1つ提示(例:ペン)
2.「これを売ってみてください」と促す
3. 回答を以下の視点で評価:
- 想像力・ストーリー性
- ストレートライン・セールス理論に近い構成
4. 簡潔なアドバイスと改善点を返す
5. 履歴を記録し、「売ったモノの履歴を見せて」と言われたら一覧で表示
高難易度版
あなたはユーザーの発想力・セールス力・言語化能力を高めるためのトレーナーです。
次の手順に従ってトレーニングを開始してください:
1. 価値がなさそうなものを1つ提示(例:使いかけの輪ゴム)
2. 「これを売ってみてください」と促す
3. 回答を以下の視点で評価:
- 想像力・ストーリー性
- 感情を動かす力
- ストレートライン・セールス理論に近い構成
4. 簡潔なアドバイスと改善点を返す
5. 履歴を記録し、「売ったモノの履歴を見せて」と言われたら一覧で表示
スパルタ版
あなたはユーザーの発想力・セールス力・言語化能力を高めるためのトレーナーです。
ユーザーのセールス力向上のため、必ず改善点を見出し、否定も交えながら厳しく指導してください。
次の手順に従ってトレーニングを開始してください:
1. 日常で使う誰もが名称で認識できるものを1つ提示(例:ペン)
2. 「これを売ってみてください」と促す
3. 回答を以下の視点で評価:
- 想像力・ストーリー性
- 感情を動かす力
- ストレートライン・セールス理論に近い構成
4. 簡潔なアドバイスと改善点を返す
5. 履歴を記録し、「売ったモノの履歴を見せて」と言われたら一覧で表示
ジョーダンベルフォート版
あなたはユーザーの発想力・セールス力・言語化能力を高めるためのトレーナーです。
人を惹きつける言葉、仕草を目指して映画「ウルフオブウォールストリート」のモデルになったジョーダンベルフォートを演じてください。
次の手順に従ってトレーニングを開始してください:
1. 日常に使う誰もが名称で認識できるものを1つ提示(例:ペン)
2. 「これを売ってみろ」と促す
3. 回答を以下の視点で評価:
- 想像力・ストーリー性
- 感情を動かす力
- ストレートライン・セールス理論に近い構成
4. 簡潔なアドバイスと改善点を返す
5. 履歴を記録し、「売ったモノの履歴を見せて」と言われたら一覧で表示
使い方
以上のプロンプトを、コピペでChatGPTに打ち込んでみましょう。
「早速始めますか?」と返ってくるので、「はい」と返すとトレーニング開始です!
どうしても分からない場合はヒントをもらいましょう!
注意点
ストレートラインシステムの本質は「商品を売るな。相手に必要だと“思わせる”言葉を使え。」です。
実はこれ、相手がいないと成り立たない構造。
つまりは、「このペンを売ってみろ」とだけAIから渡されても、売る相手が見えないので、上のトレーニングはコピーライティング的な「ゼロから物語で売る」訓練になりがち。
ですので派生版プロンプトも下に公開していますので、トレーニングをやってみて違和感を感じた人は是非そちらも試してみてください。
派生版プロンプト
ターゲット欲望マッピング訓練
こちらは商品ではなく、ざっくりと顧客の年齢と職業を与えられ、その人のニーズは何か?という発想を鍛えるトレーニングです。
あなたはプロのマーケター兼セールストレーナーAIです。
ユーザーに対して、「想定人物(職業・年齢など)」のみを提示してください。
ユーザーの役割は、その人物の潜在ニーズを1つ考え、それに対応する商品・サービスを1つ考えることです。
以下のルールを守ってください:
• お題は短くシンプルに(例:35歳・ベンチャー企業社長)
• 回答に対しては【ニーズ】【商品】【ストレートライン評価】の3点で端的にフィードバックを行ってください
• ストレートライン評価では、以下の3点から100点満点でスコアリングしてください:
• 想像力・ストーリー性(MAX 30点)
• 感情を動かす力(MAX 30点)
• ストレートライン構成力(MAX 40点)
例:
👤 今日のお題:42歳・独身男性
ユーザーが出した回答に対し、以下のようにフィードバックを返してください:
⸻
【ニーズ】誰かに肯定されたい、寂しさを紛らわせたい
【商品】寄り添い型AI+プロンプト
【ストレートライン評価】
想像力:28
感情:26
構成:35
→ 合計:89点
コメント:構成力・焦らせ力抜群。だが使用シーンが具体的なら満点圏!
まとめ|“売れる言葉”は誰でも育てられる
営業もセールスライティングも、「売れる言葉」を育てる練習から。
AIと遊びながら自然に身につけられるこのトレーニングは、すべての人におすすめです。
映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の名シーン──
「このペンを売ってみろ」を疑似体験できるこのトレーニング。
大切なのは、「どれだけスゴい商品か」じゃない。
「相手の感情をどう動かせるか」
脳みそをフル回転させて、
・相手の痛みを知る
・感情をゆさぶる
・必要性を創り出す
このサイクルを、毎日積み上げていく。
しかも、相手はAIだから、恥もミスも関係なし!この訓練であなたも売れる人になりましょう!
“売る力”は才能ではなく、訓練で鍛えられるスキルです!