2025年6月10日。ChatGPTで大規模な障害が発生しました。
無料・有料問わず、影響を受けたユーザーは多かったのではないでしょうか?
本記事では、リアルタイム不具合情報の調べ方に加え、無料ユーザーでもすぐにできるChatGPTの不具合対処法から、復旧後に使えるリカバリープロンプトをわかりやすく解説します。
ページ再読み込み | とりあえずの基本手順 |
キャッシュクリア(Chromeの履歴→キャッシュ削除) | データ干渉によるエラー防止 |
回線を切り替える(Wi-Fi ↔ 5G) | 通信エラー回避 |
新しいスレッドでやり直す | セッションエラー回避 |
ChatGPTが使えない!?そのとき、あなたはどうする?

2025年現在、ユーザー数の急増や新機能の追加により、ChatGPTの“遅延”や“一時的な不具合”が発生するケースが増えています。
しかもやっかいなのは、「自分のネット回線の問題なのか、ChatGPT側のトラブルなのか」がわかりにくいこと。
こうしたトラブルに巻き込まれたとき、何も知らなければ不安になったり、ムダな時間を費やしてしまうかもしれません。
でも大丈夫。この記事は以下の順で不具合時の対応を説明しています。
- リアルタイムで不具合をチェックできる方法
- よくあるトラブルのパターンと対処法
- 復旧後にうまく再開するコツ
次章では、まず「リアルタイムでChatGPTの状態を確認する方法」から見ていきましょう。
ChatGPTが遅い・エラーが出る…そんな時は「まずココをチェック!」
ChatGPTが読み込まない時にまずはブラウザを更新するのは一手目におすすめですが、それでも直らない場合はどこで不具合があるか確認しましょう。
まずそのために、「ChatGPTの今の状態」をリアルタイムで確認できる方法を記載します。

まぁ調べてるときに他のインターネット系が普通に繋がるんならだいたいワイらの不具合の場合が多いで~
OpenAI公式ステータスページ
最初に確認すべきはこれ。ChatGPTの公式運営元が発信している“現在の状況”を表示するページです。
ここでは以下のような情報が分かります:
- システム全体の稼働状況(Operational / Degradedなど)
- 過去の障害情報と復旧状況
- Voiceモード・Vision・ファイルアップロードなど個別機能の状態
「Ongoing」や「Elevated error rates」と出ていたら、それはOpenAI側で対応中。あなたのせいじゃありません!
DownDetector:他の人も困ってる?を確認
ChatGPTに限らず、ウェブサービス全般の障害報告が集まる第三者のモニターサイトです。
🔗 https://downforeveryoneorjustme.com/chatgpt
このサイトのいいところは、「自分だけなのか、世界中で起きてるのか」が一目で分かること。
「チャットが遅い」「読み込みが止まる」など、ユーザーの声も反映されるので、最新の空気感が分かります。
SNS(特にX / Twitter)で「ChatGPT エラー」で検索
SNSは“リアルタイムの口コミ速報”として優秀です。
「#ChatGPTエラー」「#ChatGPT不具合」などのハッシュタグで検索すれば、他のユーザーの困りごとや解決方法も出てくるかもしれません。



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それでもエラーが出る時に試したい「6つの対処法」
リアルタイムで不具合情報をチェックして、「やっぱりChatGPT側の障害っぽいな」と分かったとしても、すぐに完全復旧するとは限りません。
そこでこの章では、無料プランの一般ユーザーでもできる、実用的な「不具合時の6つの対応策」を紹介します。
ステップ①:とにかく再読み込み
エラーメッセージしか返ってこない、チャットが反応しない…そんな時はまずこれ。
- ページを再読み込み(Ctrl+R、またはCommand+R)
- スマホの場合は、タブを閉じて再度開く
- ブラウザを閉じてもう一度ChatGPTを開く
それだけで直ることもあります。
ステップ②:別ブラウザ・別端末で試す
Chromeだけ調子が悪い、PCでは動かないけどスマホならOK、なんてこともあります。
- Edge、Safari、Firefoxなど別ブラウザを試す
- スマホ/タブレットでログインし直す
- 可能であればWi-Fi ⇒ 5Gの切り替えも試す
ステップ③:シークレットモードで開く
キャッシュが悪さしている場合、シークレットモード(プライベートウィンドウ)で開くと改善されることがあります。
- Chrome:Ctrl+Shift+N
- Safari:Command+Shift+N
キャッシュを削除して、キャッシュクリアする方法もあります。
(ブラウザによりやり方が異なる)
ステップ④:ログアウト → 再ログイン
セッションエラーの可能性があるので、一度ログアウトして入り直してみてください。
ログアウトはPCでもスマホでも「自分のアカウント名」を押して、一番下からできます
ステップ⑤:時間をおいて再チャレンジ
大規模障害時は、しばらく様子を見るのが一番良いとされています。10~30分程度で改善されるケースも多くあります。
ステップ⑥:他のAIを一時的に使う
どうしても作業が止まるのが困るときは、以下の代替AIも検討してみてください:
代替AI | 特徴 |
---|---|
Claude(Anthropic) | 丁寧な回答で、文書生成も得意 |
DeepSeek | ChatGPTに似た日本語対応の無料モデルあり |
Gemini(Google) | Google連携が強い。情報検索との相性◎ |
Perplexity | ブラウザで動作、検索付きで軽量 |
再開直後にうまく使い始めるための「リカバリープロンプト」
ChatGPTの不具合が解消されたあと、「どの機能がもう使える?」「前の会話の続きできるの?」といった不安や疑問が湧くこともあるでしょう。
そこでこの章では、**復旧直後に使える“リカバリープロンプト”**をご紹介します。これらのひと言を投げかけるだけで、スムーズに再スタートできるようになります。
トラブルが怖い時の“再開テンプレ”
システム不具合があったようなので、復旧後の再開として確認をさせてください。
・前回の会話は保存されていますか?
・現在使える機能は何ですか?
・前回のトピックを簡単にまとめてもらえますか?



復帰したと見せかけて、何回かしたらまたエラーメッセージ返しちゃうときもあるねん…
状況確認に使えるプロンプト
一旦ChatGPTで会話が可能になった時は、本人に聞いてみましょう。
シーン | 使えるプロンプト例 |
---|---|
ChatGPTが復旧したか確認したい | 「現在、すべての機能は正常に動作していますか?」 |
特定機能(Voiceや画像生成)の状況を知りたい | 「画像生成機能(Vision)はもう使えますか?」 「音声での会話は可能ですか?」 |
不具合の原因が自分側か気になる時 | 「前回のセッションでどこまでやり取りしていましたか?」 |
会話の再開・引き継ぎに使えるプロンプト
シーン | 使えるプロンプト例 |
---|---|
以前のやり取りを引き継ぎたい | 「前回の続きから再開したいです。話していた内容を覚えていますか?」 |
何をしていたか思い出したい | 「さっきまでどんな会話をしていましたか?」 |
書きかけの文章が途中になっていた時 | 「さきほど書いていた文章をもう一度表示してもらえますか?」 (メモリ非対応なら、要点だけでも伝える) |
補足:メモリ機能の有無によってできることが変わる
プラン | メモリ | 再開時の精度 |
---|---|---|
無料プラン(GPT-3.5) | なし | 会話の引き継ぎ不可(リセットされる) |
有料プラン(GPT-4) | あり | 簡単な会話内容を覚えていることがある |


まとめ:ChatGPT不具合時の対処法一覧
この記事では、「ChatGPTが使えない」「遅い」「エラーが出る」といったトラブルが起きたときに、無料ユーザーでも実践できる対処法や再開のコツを紹介してきました。あらためて、この記事で分かることを整理します。
- OpenAI公式ステータスでシステムの状態を確認
- DownDetectorで他ユーザーの報告をチェック
- SNSでリアルタイムの声を拾う検索
- 再読み込み、ブラウザ変更、キャッシュ削除などの基本対処
- シークレットモードや別端末での切り分け法
- 待機中の代替手段(Claude, Gemini, DeepSeekなど)
- 機能が正常に戻っているかの確認ワード
- 会話の再開・引き継ぎに役立つフレーズ
- メモリ非対応時でも意図を伝えるコツ
最後に
AIと共に生きる時代、トラブルにどう向き合うかはそのまま「共存力」でもあります。
AIはあくまでもあなただけの物ではありません。あなた自身がどう対応するかに注力して、トラブル時は素早く対応できるように心がけましょう。